15時の童話
ひるさがりの午後。 コーヒー片手に童話はいかがですか?

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プロフィール

Author:まみや ゆうき
 「文学や 文芸ではなく 文療を」

 ひとり ひとり、
 同じ人間がいないように、

 ひとつ ひとつ、
 心の痛みは違うもの。

 お医者さんが、
 薬を処方するように、

 その人にあった、
 その人のための“童話”を
 処方いたします。

 ご用命は、下記、
 「フェアリーテイル・セラピー」より。

■オフィシャル・ホームページ
ひとつだけ

■絵本創作ユニット「くまみみ」
・くまみみのおもちゃ箱

■提携会社

・Art Bridal Creation様
・office-y-two様
・Flower Land Japan様

■作品掲載サイト
「5分で癒される物語」
5分で癒される物語を配信しています。時間がない人でもちょっとの時間にちょっとだけ元気になれる作品集。



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とおくのしまへ〜受験生のあなたへ〜

 ふかいもりの おはなし。
 その もりのなかに、ウサギとカメが くらしていました。
 ゆきこそ ふらないにしても、きせつは ふゆ。
 たちならぶ きはかれて、くさも のこっていません。
 ウサギとカメは、たべものを さがして、もりのなかを あるいていくのでした。

 あるひのこと。
 いつものように、ウサギとカメが えさをさがして あるいていると、おおきな ワシがやってきました。
 カメが ワシに あいさつすると、ワシは カメのかおを じーっと みつめました。
 そして、どうして そんなに やせっぽちな かおをしているのか、と たずねます。
 ウサギとカメは、ワシに えさをさがしていることを つたえました。
 すると、ワシは おおきなこえで わらいだしたのです。
 そして、とおくのしまの はなしを してくれました。
 そのしまには、たくさんの くだものや やさいが たべきれないほど みのっている、というのです。
 ウサギとカメは、どうにか そのしまに つれていってくれないか、と ワシに おねがいしました。
 ワシは、もりのおくの おかをゆびさして いいました。
 かけっこをして、あの おかのうえに さきについたほうを、しままで つれていってやる、と。
 こうして、ウサギとカメの かけっこが はじまったのでした。

 それから しばらくたったころ。
 おかのうえで まっていた ワシのめに、だれかが やってくるのが みえました。
 ウサギです。
 カメよりも かけっこのとくいな ウサギが、さきに おかのうえに やってきたのでした。
 かけっこにかった ウサギを せなかにのせて、ワシは とおくのしまにむかいました。
 ちいさくなっていく ワシのすがたを、カメは おかのうえで みつめています。
 ワシが のこしてくれた てがみが、つめたいかぜに ゆれているのでした。

 それから いちねんが たちました。
 ワシが のこしてくれた てがみ。
 そこには、カメにメッセージが のこされていました。
 それは、いちねんごに むかえにくる、というものでした。
 カメは、その てがみをしんじて、おかのうえに やってきました。
 ワシは やくそくどおり、カメをむかえにきてくれました。
 ようやく、カメも おなかいっぱい、えさを たべることができました。
 しょくじをおえると、だれかが カメのなまえを よんでいるのが きこえました。
 みると、あの ウサギが てをふっています。
 よほど、しまのえさが おいしかったのでしょう。
 いちねんまえから くらべると、ウサギは まるまると ふとっていました。
 ウサギとカメが なつかしい はなしをしていると、そこに、あの ワシが おりてきました。
 まんぞくそうな カメのかおをみて、ワシも うれしそうです。
 カメは、ふと あることに きがつきました。
 ワシのくちに、みたことのない きのみが くわえられていたのです。
 カメは、その きのみは どこにあるのか たずねました。
 すると、ワシは とおくにみえる やまを ゆびさしました。
 そのやまの ちょうじょうに、ここにある えさより、もっと おいしい えさがあるというのです。
 カメは、さっそく やまをめざして あるきだします。
 それをみていた ウサギは、カメを はなでわらいます。
 ここに こんなに えさがあるのに、どうして やまなんか のぼらなきゃ いけないんだ、と。
 それでも カメは やまをめざします。
 「たいせつなのは、あるきつづけること。ゴールは まださきにあるのだから」
 このしまにも、つめたいかぜは ふきました。
 ちいさくなっていく カメのせなかを、ウサギは ねころがりながら みつめているのでした。

つながる いのち〜臓器ドナーのあなたへ〜

 ゆきのふる よるのこと。
 ちいさなまちのかたすみで、ひとつの いのちが おわろうとしていました。
 としおいた ネコが、ぐったりと その からだを よこたえています。
 しろいいきが、くるしそうに ちゅうを まいました。
 ものごころ ついたころから、ノラネコだった そのネコ。
 いきてきたなかで、なにひとつ いいことなんて ありませんでした。
 このまま めをとじれば、そんな くだらない せいかつも おわる。
 ネコは すこし ほっとした かおをして、ゆっくりと めをとじるのでした。

 パチン、という おとがして、ネコは うっすらと めをあけました。
 そこは、つめたい みちばたでは ありませんでした。
 あたたかい だんろのある、ちいさな いえのなかに、ネコは いました。
 おかしなはなしだ。
 ぼくは、しぬはずだったのに。
 だれかが ろうかをあるいてくる おとがします。
 ドアが ひらくと、ほそいからだをした おんなのこが はいってきました。
 めをあけた ネコをみつけると、いそいで おかあさんを よびにいきます。
 あのこが たすけてくれたのか?
 まったく、よけいなことを。
 ネコは ゆっくりと たちあがると、でぐちを さがして うろうろと あるきまわりました。
 やがて、おかあさんと おんなのこが やってきます。
 おんなのこは、ネコのかおが みえるように、だきかかえました。
 これが、さいごにみる にんげんのかおか。
 まっしろで、やせっぽちだな。
 ネコは きょうみのないような かおをして、めをふせました。
 そのときです。
 めのまえの おんなのこのめから、ぽろぽろと なみだがあふれてくるでは ありませんか。
 この おんなのこは、びょうきでした。
 いつ しんでしまっても、おかしくない びょうきです。
 だからこそ、よこたわっていた ネコのことが しんぱいで、しんぱいで たまらなかったのです。
 ぼくのために ないてくれるのか?
 ネコは、おんなのこの やさしさに、うまれてはじめて、こころに ぬくもりを かんじるのでした。

 おんなのことの せいかつがつづいていた あるのひのこと。
 ネコは、しんぱいそうに とけいのはりを みつめていました。
 くびには、おんなのこに かってもらった まっかなくびわを しています。
 ネコがやってきて、ひとつきが たっていました。
 おんなのこは、おいわいにと、おかあさんといっしょに まちに かいものにでかけたのです。
 しかし、ゆうがたになっても おんなのこは かえってきません。
 きょうは、いちだんと ゆきがつよい ひだ。
 どこかで、たおれてしまったんじゃないのかな。
 とけいのおとだけが、こくこくと じかんをきざんでいきます。
 ここで たっていても しかたない。
 すこし よこになろうかな。
 ネコは、だんろのまえの ソファにとびのると、ゆっくりと めをとじました。
 おんなのこの えがおが、めにうかびます。
 たくさんの えがお。
 たくさんの わらいごえ。
 ネコは、おんなのこの すがたに なんども なんども おれいをいいました。
 いきていて よかった。
 こころから、そう おもえたのです。
 ありがとう、ありがとう、ありがとう。
 それが、としおいたネコの さいごの ことばでした。

 つぎのひ。
 おんなのこは、びょういんのベッドのうえで めをさましました。
 きのうの かいものの かえりみち。
 きゅうに ぐあいのわるくなった おんなのこは、そのまま びょういんへと はこばれました。
 しかし、まったく いしきのもどらない おんなのこに、いしゃのせんせいも なにもできないでいました。
 それが、きせきてきに めをさましたのです。
 みんな、てをとりあって よろこびました。
 ぼーっと てんじょうをみあげる、おんなのこ。
 よろこびのこえのなかで、しずかな なみだが ながれました。
 そして、ちいさく ネコのなまえを よぶのでした。
 ネコは、さいごの しゅんかんに、かみさまに おねがいしたのでした。
 どうか、おんなのこが ぶじで ありますように。
 そのねがいが かなって、おんなのこの いのちは つながったのです。
 「たいせつな いのちを ありがとう。せいいっぱい いきるからね」
 おんなのこは、まどのそとを みあげると、そう つぶやきました。
 ゆきは まだ ふりつづいていました。
 まどぎわに おかれた かびんの よこに、まっかなくびわが ならんでいるのでした。

おとの きおく〜高次脳機能障害の あなたへ〜

 ゆきのふる、ちいさなまちに おじいさんと イヌがくらしていました。
 かぞくのない おじいさんは、イヌのことを とても かわいがりました。
 とくいのバイオリンをひくと イヌは しずかに、その すてきなねいろに みみをたてているのでした。

 あるひのこと。
 いつものように、おじいさんと イヌが さんぽをしていたときのことです。
 とつぜん、ものすごい おとをだして いちだいのくるまが はしってきました。
 ゆきみちで すべってしまったのでしょう。
 くるまは とまることなく、おじいさんたちの ところへ せまってきました。
 くるまが つぶれるおとがすると、あたりが けむりに つつまれました。
 うんてんせきから、わかいおとこが でてきます。
 こわれたくるまのクラクション。
 そこに、おじいさんの さけびごえが まじります。
 ぐったりと よこたわるイヌのすがたを、がいとうの ひかりが てらしだしていました。

 つぎのひ。
 イヌは、びょういんのベッドのうえで めをさましました。
 おじいさんが、うれしそうなこえで イヌのなまえをよびました。
 イヌは、ゆっくりとたちあがります。
 きせきてきに、どこも けがをしていないのでした。
 しかし、おじいさんが イヌをだきしめようとしたときです。
 てきをみつけたような うなりごえが、びょういんじゅうに ひびきました。
 おどろく おじいさんをよそに、イヌは へやのすみに にげこみます。
 ちかずいていく おじいさん。
 ほえたてる イヌ。
 イヌは、じこのせいで きおくをうしなっていたのです。
 しずかに てをさしのべる おじいさんのてに、イヌは つめをたてました。
 がっくりと ひざをおとす おじいさん。
 あばれないように とりおさえられる イヌを なみだをうかべて みつめることしか できませんでした。

 そのひのよる。
 おじいさんは、しずまりかえった いえのなかから よぞらをみつめていました。
 たのしかった イヌとの おもいでが よみがえります。
 しかし、そのきおくも イヌのなかには ないのかとおもうと、とても やりきれない きもちになりました。
 かべにめをやると、からっぽのたなが ありました。
 イヌのしゅじゅつのために、バイオリンをうってしまったのです。
 だいすきな おんがくも、たいせつな かぞくも うしなってしまった おじいさん。
 かなしい ためいきが、へやのなかに あふれていくのでした。

 つぎのひ。
 おじいさんは、ちいさないえに ひっこすことにしました。
 イヌとくらしたいえは、おおきすぎます。
 それに、イヌのことを どうしても おもいだして しまうのです。
 おじいさんは、いえをうった おかねで バイオリンを かいもどしました。
 そして、あたらしい いえまで かえるみちのとちゅう。
 イヌとさんぽした こうえんにやってくると、しずかに バイオリンをかなではじめました。
 その うつくしく、そして とても さみしそうな ねいろは、まちじゅうに ひびきました。
 たくさんのひとが、あしをとめて その おんがくに なみだをながしました。
 そのときです。
 なにかが はしってくるおとが、こうえんの おじいさんのみみに きこえてきました。
 イヌです。
 おじいさんを みつけた イヌは、しっぽをおおきくふって うれしそうに ほえました。
 バイオリンが じめんにころがりました。
 「たいせつなことは、わすれていなかったんだ…」
 あのひに もどった おじいさんとイヌをしゅくふくするように、まっしろな ゆきが ふりつもるのでした。

みずうみをこえた てがみ〜「友達になれたら、きっと」著者の あなたへ〜

 ちいさな くにの ものがたり。
 そのくにには、おおきな みずうみが あり、その みずうみをはさんで きたと みなみに ちいさな むらに それぞれ おんなのこが くらしていました。

 あるひのこと。
 きたのむらの おんなのこが、みずうみのところへ やってきました。
 このみずうみのむこうには、なにがあるのか きになったのです。
 おんなのこが、とおりかかった おばあさんに みずうみのむこうのことを たずねると、おばあさんは くらいかおをしました。
 そして、みずうみのむこうには ちいさなむらが あることを おしえると、むこうのほうへ あるいていくのでした。

 そのひのよるのこと。
 おんなのこは、みなみのむらに てがみをかきました。
 しかし、まずしい くらしのなかで、きってをかう おかねは ありません。
 そこで、おんなのこは かっていた ハトのあしに てがみを くくりつけると、てがみを とどけるように、と まどから ほうるのでした。
 ハトは、まっくらな そらを みなみのむらを めざして とびつづけるのでした。

 つぎのひのこと。
 おんなのこのところに、ハトが もどってきました。
 あしには、みなれない かみが くくられています。
 それは、みなみのむらの おんなのこからの へんじの てがみでした。
 きたのむらの おんなのこは、すぐに へんじを かくと、ハトの あしに くくりつけるのでした。

 それから、まいにち ふたりの おんなのこは、てがみのやりとりを しました。
 たべるものが どんどん なくなっていくこと。
 こわいびょうきが むらじゅうのひとを くるしめていること。
 どこかで、なにかが ばくはつするおとが きこえてくること。
 それは、きたのむらも みなみのむらも いっしょなのでした。
 
 そんなことが つづいた、あるひのこと。
 きたのむらの おんなのこは、まどから そとを みつめていました。
 みなみのむらにいった ハトが かえってこないのです。
 おんなのこは、だんだん しんぱいになってきました。
 そとにでて さがしにいこうか。
 そう おもったときでした。
 まどのむこうに、ハトの すがたがみえました。
 おんなのこは、えがおで ハトをだきしめます。
 しかし、ハトのあしには なにも ありません。
 どこかで おとしてきたのかな。
 おんなのこは、もういちど おなじないようの てがみを、みなみのむらに とどけました。
 なんども なんども、てがみを とどけましたが、ハトは へんじのてがみを もってくることは ありませんでした。
 おんなのこは、みなみのむらの おんなのこからの さいごのてがみを みつめていました。
 わたし、こわいの。
 てがみのさいごには、そう かかれているのでした。

 つぎのひのこと。
 きたのむらに ハトが もどってきました。
 つかれきった はねを いやすようにして、おんなのこの いえに むかいます。
 しかし、ハトは とちゅうで あしをとめてしまいました。
 そして、なんども あっちにいったり、こっちにいったりを くりかえします。
 それも しかたがないことでした。
 おんなのこのいえが あとかたもなく きえていたのです。
 ハトは かえるいえを なくしました。
 それまでの つかれが、ハトのからだを おそいます。
 ハトは、そのばに たおれこむと、しずかに めをとじるのでした。

 そのひのよるのこと。
 よぞらに、あたらしいほしが 3つ ともりました。
 2つのほしは、おおきく ひかりかがやくと、まるで なにか おはなしをしているようでした。
 はじめまして。
 はじめまして。
 そんなこえが きこえてきそうです。
 ほしたちは つぶやきました。
 「だれのための みずうみだろうね」
 3つめのほしが おおきく かがやきました。
 だれもいなくなった 2つのむらに、しずかな かぜがふくのでした。

しずかなまちの えかき〜ZARDへ〜

 ちいさな まちの ものがたり。
 そのまちの かたすみに、としおいた えかきと ネコがくらしていました。
 えかきは、まいにち すてきなえを かきつづけました。
 たくさんのひとに しあわせをはこぶ えかきを、ネコは たいへん ほこらしく おもうのでした。

 ある ゆきのふる さむいよるのこと。
 えかきは、びょういんの ベッドのうえで しずかに いきをひきとりました。
 みよりのない えかきでしたが、たくさんのひとが おそうしきに あつまりました。
 えかきのえに、ちからを もらったひとたちです。
 かなしいいろをした そらに、ネコのなきごえが つきささるようでした。

 つぎのひ。
 ひとりぼっちになったネコが、おじいさんのいえで たたずんでいたときのこと。
 げんかんをあける おとがきこえると、ひとりの しょうにんが、いえのなかに はいってきました。
 ネコは、おどろいて タンスのうしろに かくれます。
 しょうにんは、おじいさんの しごとばにはいると、もってきた おおきなふくろに、ふでや えのぐを つめはじめました。
 それをうって、かねもうけを しようというのです。
 ネコはそれにきがつくと、ゆうきをだして しょうにんに とびかかりました。
 かべにかざられた えが、なんまいも じめんに おちました。
 えかきが つかっていた、コーヒーカップが おおきなおとをたてて われました。
 ネコは、きずだらけになって えかきのどうぐを まもりました。
 けれど、にんげんのちからに ネコは かないません。
 おおきなふくろをかついで いえをでていく しょうにんのせなかを、ネコは たおれながら みつめることしか できませんでした。

 そのひのよるのこと。
 ネコは、よろよろと、まちのなかを さんぽしていました。
 えかきと あるいた、おもいでの みちです。
 ふと、かおをあげると、まどごしに しょうにんの すがたがみえました。
 きたないえがおで、えかきのどうぐを おきゃくさんに うりとばしています。
 えかきのえは、たくさんのひとに しあわせを はこびました。
 けれど、あの しょうにんは、しあわせを はこんでなんていません。
 ただ、じぶんのためだけに えかきをりようしているのです。
 ネコは、それが くやしくて くやしくて、たまりませんでした。
 そらをみあげると、えかきの やさしいかおが うかんでいました。
 ネコは、そのいえのなかに かけこみます。
 おどろく にんげんたちを しりめに、えかきのどうぐを つぎつぎに、こわしていきました。
 ふでを おりました。
 えのぐを ぐちゃぐちゃに ゆかに こぼしました。
 かきかけのえは、びりびりに やぶきました。
 なみだを、りょうめに うかべながら。
 いかりくるった しょうにんが、ナイフをもって ネコに きりかかりました。
 そのときです。
 げんかんのドアがあいて、だれかが さけびごえをあげました。
 えかきの さいごをみとった、いしゃでした。
 「もう、しずかに ねむらせてあげて くれないか…!」
 いしゃのことばに、おきゃくたちは なにかを きづかされたようでした。
 なくなったひとのことで、さわぎたてていた じぶんが、きゅうに はずかしくなったのです。
 つぎつぎに、いえをでていく おきゃくたち。
 いれかわりに、けいさつが しょうにんを つかまえにきました。
 つきが、くものあいだから のぞいています。
 しずかな ふゆのそらが、ネコを やさしく つつみこむのでした。